ハモンドオルガンとレスリーの修理 10

前回に引き続き、今回は足鍵盤のフェルト(本体側の接点があるところ)の交換と足鍵盤側にある鋭い接点(ペダルプッシャー)を交換しました。これも大変時間がかかりました。その後は新しいキーコンブ(鍵盤を一つ一つ支えている部分で新品や状態の良いものを手に入れるのは難しい)を交換した後にタッチが重くスムーズではなかったので一つ一つペンチでつぶしました。最後に仕上げとしてまたHoward Restore Finishというオイル系の溶剤とスチールウールで全面磨きました。 

これでB3もレスリーもとても良い状態になりおそらく大きな修理は今後あまりないと思います。音も外観も引き取った時と比べ格段に良くなりました。今回のことがなかったら自分で修理することも勉強しなかったのでしょう。今後日本ではビンテージのハモンドオルガンを良い状態で保つには難しくなると思います。というのも良い修理技師は関東に一人(山本さん)、関西に一人(杉澤さん)しかいないからです。(僕の知る限りでは・・・) 

ハモンドオルガン奏者として楽器を弾くことにはある程度詳しいですが、実際に修理できるレベルまで詳しくなかったので、今回のことはとても良い機会に恵まれたと思います。そうでもなければ自分で修理することは覚えなかったと思います。もちろん修理技師としてはもちろんのこと、奏者としてもまだまだなので今後もますます勉強していきたいと思います。

 

 

 

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