ハモンドオルガンとレスリーの修理 16

ここ数日空いている時間を使って自宅のレスリースピーカー122のメンテをしました。今回は2つのモーター(スローとファーストのペアが上下2つ)を分解・掃除・オイル注し、ホーンのJesnsen V21の分解・掃除、ローターのベアリングとゴムの交換、ホーンのプリーとベアリングの交換、アンプのリレーの交換、そして全体の掃除を行いました。 

驚くことにゴキブリの死骸が5匹出てきました。Jensen V21のところから小さいのが3匹、ローターの中から大きいのが2匹、うちに引き取られる前からあったようです。このV21の掃除はコツがありますが割と簡単です。 

モーターはそこまで難しくはないのですが、大きな問題が。それは六角レンチの小さいのが一つインチで必要で、もうひと一つ別にラチェット(もしくはスパナ)も1/4というサイズが必要です。この二つがないと最低でも分解できないんです。たまたま六角レンチはコーナンのホームセンターにあったので助かりました。油汚れは呉のパーツクリーナーで除去し、そしてレスリーオイルを注して、スロー用のOリングも交換。ゆっくり時間をかけて丁寧に作業しました。 

ベアリングやゴムのパーツは事前にアメリカから取り寄せておいたので難なく取り付けられました。ただゴムの交換は意外に大変でした。たくさんいろいろな箇所にあります。 

ローターの掃除中には大きいゴキブリの死骸が2匹出てきました。いつのゴキブリでしょうか・・・。

最後に回転がスローにならなかったので、リレーを交換しました。以前にアンプのコンデンサーと抵抗は交換しましたが、ノイズの問題があり、ハモンドスズキを通してお世話になっていた修理技師の大野弘光さんに修理して頂きました。(話は長くなるので省略しますが、私のレベルでは問題箇所が分からなかったので、問題解決と真空管のソケットやその他を交換・改良して頂きました。)その後、たまたまリレーが悪くなったので今回は私でも交換できるので交換して、アンプはとても良い状態になりました。 

そしてすべての掃除をして終了。 

この122は74年製のものなのですが、とにかく修理・メンテできるところはこれで終了です。残念なことに、この時代のレスリーの一部はMDF木材が使われているので、ボロボロと木くずが出ます。そして箱鳴りも若干違います。61年の45のレスリーも持っているのですが、これはMDFは使われていないので、しっかりとした木で箱なりも素晴らしいです。そんな訳で後期のレスリーはあまり好きではありませんが、今回の修理とメンテで大変良くなったかなと思います。(ただし一部木の材質を変えることはできませんが、まあ良しとしましょう。) 

やっと58年のHammond B3と74年のLeslie 122のメンテが終了しました。これで思い当たるすべての箇所は修理したはずです。ほぼ10カ月ぐらい少しずついろいろなところを勉強してはメンテや修理をしてきましたが、とても勉強になりました。これで今後も良い状態で保てそうです。 

しかし、ここまでできると今度ハモンドC3やもっと初期型のレスリーが欲しくなります。それをまた修理して良い状態にして・・・と考えるのですが、置く場所がないので断念します。それか初期型(55年から57年)のB3が欲しいです。64年以降B3やC3などはウレタンフォームがレジスタンスワイヤーを酸化させて切ってしまうリスクがつきまとう(この修理はとても大変です)のと、後期型はキャビネットの質、鍵盤部分の一部の質、ドローバー一部の質、バスバーの質などが初期型や中期型に比べると違うので個人的には購入しません。ただし、初期型と中期型のコンデンサーはワックスコンデンサーなので劣化します。この話はいずれの機会にて話をしたいと思います。

 

 

 

 

Leave a comment

    Add comment