ハモンドオルガン・レスリーを譲り受ける

2016年の9月ぐらいに1958年製のハモンドB3とレスリー122(これは60年代後半製)を譲り受けました。以前は、1961年製のハモンドA-102(中身はB3と同じで、しかもリバーブとスピーカー付き)とレスリー45があったのですが、数年前に家が火事になってしまって手放すことになってしまいました。45は幸いにも火事の消火の際の水をほとんどかぶらなかったため、手放しませんでした。

突然のこのB3とレスリーに出会った訳ですが、実はこのオルガンは改造された跡がかなりあり、また周りのキャビネットの状態もかなり傷などがありました。ビブラートスキャナーとプリアンプの調子が悪く、コーラスとビブラート(C/V)をかけた時には音が歪んでいました。そして、ランモーターにつながっている油が伝わる糸とその油を注す部分が完全に欠損している状態でした。もちろん、鍵盤の汚れ、折れて修復された鍵盤、その他、いろいろな問題がありました。

なんだかこのB3を初めて見た時は救ってほしいと語りかけているような気がしました。10年近く使用されていないとのことだったのでした。

修理にかかる費用や交換や欠損しているパーツが多かったので、いろいろと考えましたが、これも何かの縁だと思い、譲り受けることにしました。そして、これからこのB3とレスリーをいろいろと修理することになり、完全にメンテナンスすることになりました。その経緯をこれから書いていきます。