野毛Junkのライブ (4月26日)

野毛ジャンクにお越し下さいました皆様、ありがとうございました。楽しいライブとなりました。新しくリリースしたCDもお買い上げ頂きましてありがとうございました。

CDリリース

お世話になっているアディロンダックカフェで行われた昨年末のライブCDが4月25日に発売されました。アルバムカバーはマミヤカメラの間宮さんが撮影した1930年代のシカゴの写真でライナーノートはラジオNIKKEIのテイスト・オブ・ジャズのディレクター小西勝明さんが書いて下さいました。 

アマゾンや山野楽器、その他のお店でも販売しております。またライブでも販売しております。ライブでご購入頂いた方には特別にサインもお付け致します。私にメッセージ頂ければ郵送も致します。  

どうぞよろしくお願い致します。

 

Hammond A100のレストア 1

どうやらうちにやってくるビンテージハモンドは何か問題があって、どこかしらいろいろと修理の必要があるみたいです。どうしてでしょうか。もっと勉強していろいろ直しなさいと言っているでしょうか。本当はもっと楽に修理したいのです。今回は前回のB3と違う箇所を修理することになってます。

まずは周波数変換器取り付け。Trek IIのものは大きすぎてうまく収まらないので違うものであるKeyboard Partner製の周波数変換器を取り付けました。これはモーターの回転を60Hzにするためだけなので取り付けはTrek IIに比べとても簡単です。そしてトーンジェネレーターからのワイヤーが3本切れていたのではんだ付けしました。一通りの外装の清掃とレストア。中を調べると大きな亀裂があったのでボンドとパテの流し込みで修理。まだまだ続きますがとりあえず1日でいろいろやりました。 

やっぱり55年経っている楽器だからオーバーホールはしょうがないです。 

 

 

Hammond A100が届く

大雨の日に63年初期製のA100がカナダから届きました。およそ1ヶ月ぐらいかかったでしょうか。Ebayで価格交渉して購入し、木枠業者で梱包してもらい、ヤマトの船便で横浜港まで運んでもらい、ピアノ運送会社に自宅まで届けてもらいました。木枠のため雨に濡れないように屋根付きの駐車場で木枠を外し、そこから家に運び込みました。工具一式揃っているので電動ドリルで木枠解体手伝いました。さすがに運び込むのは業者さんの方が慣れています。 

まあやはりオークションの写真と違いますね。だいたい写真の方が綺麗に見えます。実際は結構外観に傷があります。でもある程度まで綺麗に修復できそうです。ホコリだらけなのでまずは掃除からしないとなりません。 

これから少しずつ時間を見つけてこのA100を徹底的にレストアします。前回58年製のB3をレストアしたので問題はありませんが、リバーブアンプと内蔵アンプもあるので修理する点数は多いです。ざっと見た感じはほぼ全て、内蔵スピーカーの1つ以外は手がつけられていないオリジナルな状態のようです。 

時間はかかりますがこれをレストアしたらどんな音になるか楽しみです。自分で整備するといっそう愛着が湧きます。これから最高の状態になるようにレストアをしていきたいと思います。

PS. 英語で交渉、海外と日本国内の運搬業者手配、自分で修理できる人は輸入はいいと思いますが、そうでなければ日本の販売店の方がいいかもしれません。

 

Leslie 45のレストア

ようやくLeslie 45 スピーカーのレストア終了しました。修理前後の写真も加え説明したいと思います。今回取り寄せたパーツで交換したものは、 

パワーアンプのブロックコンデンサー、コンデンサー、抵抗、ダイオード、ボリューム抵抗(これは交換せず) 、リレー (回転切り替えに必要)

 

*ブレーキ回路はファーストに切り替えたときに直流電流を流してしまうのでモーターに良くないということで除去しました。

6550、OC3、12AU7の真空管

マウントゴム

クロスオーバーコンデンサー(Trek II) 

 

ロワーローターのマウントのゴム

モーターのマウントのゴム

ベアリングのゴム

スピンドルのゴムワッシャーとマウントゴム

ロワーローターのベアリング 

 

プーリーのベアリング 

バックパネルのネジ

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ポータブルなオルガンベンチ製作

どこのメーカーでも折りたたみができる軽めのオルガンベンチを作っていないので製作しました。長い足鍵盤やフルサイズの足鍵盤を使うときには通常のベンチだとエクスプレッションペダルに足が届きにくい、もしくは届かなくなるので足鍵盤がベンチの下に入らないと使えないんです。そんなわけで、アメリカのオルガンプレーヤーの友人がキーボードスタンドの上にシートを作って装着するとオルガンベンチにできると教えてくれたので、ホームセンターに行って木材を選びカットしてもらい、鉋で面取りをして電動サンダーとヤスリで形と表面を整えてニス塗りしましたが、仕上げの塗装に失敗して全部塗装を剥がしてヤスリをかけ直して、また塗装をやり直したので時間がかかってしまいました。その後は止め金とネジでスタンドにシートを固定し完了しました。重さは9.5kgとメーカーが作っているものに比べても軽いオルガンベンチで、高さもほぼビンテージのベンチと同じです。そして実際のビンテージのハモンドオルガンにも使えます。強度も十分でポータブルなので大きめの足鍵盤を使う時に重宝しそうです。 これで折りたたみも簡単にできて運びやすく、全部一人で機材の搬入と搬出、セッテングできるので便利です。できればどこかのメーカーが作ってくれればいいのですが・・・。

ちょうど色もオルガンと足鍵盤と組み合わせが良い感じで、足鍵盤もビンテージのハモンドオルガンを弾いている感じで遜色ない感じです。問題はステージにある程度スペースがないとセッテングするのが大変なことでしょう。これから使っていきたいと思います。

 

 

HUB浅草のライブ (3月23日)

HUB浅草のライブにお越し下さいました皆様、どうもありがとうございました。満員御礼、大変感謝しております。お蔭さまでメンバー一同楽しいひと時でした。 

次回のHUB浅草のライブは6月14日(木)です。どうぞよろしくお願い致します。 

ファンキージャズもたくさん演奏しましたが、クールな感じでスタンダードも演奏でのちょっとした動画です。

 

 

Leslie 45の修理開始

一昨年にHammond B3とLeslie 122を自宅に届いた時に置く場所がなくてしばらく友人に預かってもらっていたLeslie 45を引き取りました。早速音が出るかを確認した後に中身を開けました。以前は細かい構造や部品についてよくわかりませんでしたが、B3とLeslieを徹底的にレストアしたお蔭と継続して修理について勉強しているのでよくわかるようになりました。それでまずはアンプがどうなっているか、コンデンサーや抵抗がオリジナルであるのか、交換されているのか、ウーファーやホーンドライバーがオリジナルで何が付いているのか、その他細かいところまで見て、まずはウーファーのコーンに少しヒビが数か所入りかけていたので、補修しました。本当はリコーンするのが良いのですが、できるだけオリジナルのものを大切に使いたいので、ボンド(ボンドを使いますが水で薄めて硬くなりすぎないようにします)でヒビの部分や部分全体的に補修しました。これで大丈夫ですが、気に入らなければリコーンをするという事にしました。それ以外は隅から隅までレストアするにはアメリカからパーツを取り寄せなければならないので、交換するパーツをメモし、オンラインで注文。 

今日は今度家に届く(と言ってもおそらくまだ船便で一ヵ月はかかり、現在はカナダで木枠梱包を終えたばかり)Hammond A100のレストアに必要なパーツが届いたので早速検品。これであとはオルガン本体待ちになりました。 

ということで、オルガンの到着を待つ間にこのLeslie 45をレストアする予定です。このレスリーは一般的な122や147と比べ、古いモデルでスロー回転がないストップとファーストのみですが、キャビネットのつくりやモーターなども実はしっかりできているんです。音も現時点でもかなり素晴らしいのですが、これを徹底的にレストアするとさらに良くなるので楽しみです。 

ということで修理日記でした。また今年も修理話が続くと思います。工具も修理に必要なものがほとんどすべて(インチのものやその他特殊な工具も)あるので、修理の依頼にも対応できるかと思います。 

なんだかミュージシャンだか修理技師だかわからないようになってきていますが、これも自分が演奏する楽器ということで音楽活動の一部ということでやっております。

 

 

63年製のHammond A100を購入し輸入

以前から気になっていて新たにHammond C3かA100が欲しいと思い、予算を決めてしばらくの間インターネットで探し、良いものが見つかったら出品者に連絡し、アメリカの市場価格と比べて値引き交渉、船便で日本に送れる会社を探し、大まかな見積もりを出してもらい、一番費用が手ごろな会社を選定し、商談を成立させ、これから木枠を作ってもらい北太平洋をカナダから船で横断して日本に到着予定です。着いたら徹底的に修復して練習やその他に使用したいと思います。状態は良さそうで、63年初期に作られたこのA100はB3と若干作りが違うのでまた修理の勉強のためにもと思いました。 

ある程度時間をかけていろいろなサイトで見つけて写真で年代や状態を判断し、出品者に連絡を取り、値引き交渉を行うという手順です。個人売買の方がさらにお手頃な価格で購入できますが、家まで引き取りに行くという事がほとんどの場合なので、木枠を組める運送業者が近くにあれば良いのですが、そうでない場合は送料でとても高くつきます。なので場所や相手も選ぶ事も重要で、ハモンドオルガンを国内外に送った事のある個人経営のお店を選ぶことが多いです。そしてアメリカやカナダは広いからなかなか大変です。最初は状態の良い初期型のC3もお手頃なのが見つかったのですが、大きさと置く場所の都合で断念し、A100になりました。手間がかかりますが、このA100は今のデジタルの2段鍵盤のオルガンの店頭価格より遥かに安くなりました。その代わり送料と輸入手続き(ちなみに日本へ輸入の場合、楽器は関税はなし、消費税と地方税のみ)があるのでこれが少し費用が掛かってしまいます。なので写真や出品者やりとりで年代や状態を判断、そして修理できれば選択がかなり増えます。 

いずれ今回の輸入プロセスについてさらに詳しく書きたいと思います。 

たまにアメリカやカナダからビンテージハモンドオルガンを輸入して修復して販売すればよいと言われますが、私の経験上、日本の住宅事情、メンテナンスが必要になる、そして修理技師の不足、その他もろもろを考えるビンテージハモンドは残念ながらなかなか売れません。今のデジタルハモンドを選択する人がほとんどで商売は難しいと思います。しかし今のデジタルハモンドや現行のレスリーは状態の良いビンテージには絶対に勝てません。それだけ素晴らしい楽器だという事ですね。

 

 

横浜BarBarBarのライブ (2月8日)

先日の横浜BarBarBarのライブにお越し下さいました皆様に感謝しております。どうもありがとうございます。多くの方に来て頂き嬉しく思います。 

演奏中にどこからか口笛が聞こえたのでメンバーが吹いているかなと思ったらお客さんでした。それだけ気持ちが良かったのでしょう。(笑)

 

 

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先日のサムタイムのライブ動画 3

もう一つ動画をアップロードしました。邦題は抱きしめたいなのですが訳をすると手を握りたいという感じでしょうか。ということでBeatlesのI Want to Hold Your HandでGrant Greenのトリビュートです。最近バンドらしいサウンドになってきたので今後がますます楽しみです。

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先日のサムタイムのライブ動画 2

先日のサムタイムのライブで演奏した1曲をYouTubeにアップロードしました。最近ずっとJack McDuffを聞いているので彼が演奏しているMean to Meという曲が好きで演奏してみました。 

アメリカでは先日までNAMMショーの話で盛り上がっていて、去年から使っているLegendオルガンの最新アップデート音源がそこで披露となりました。メーカーからそのアップデートのベータテスト依頼があったので先日のライブから使い始めました。音も前回よりもさらに改良されたので自宅のB3の音にさらに近いように調節して良い感じになってきました。これからも楽しみです。