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CDリリース 

お世話になっているアディロンダックカフェで行われた昨年末のライブCDが4月25日に発売されました。アルバムカバーはマミヤカメラの間宮さんが撮影した1930年代のシカゴの写真でライナーノートはラジオNIKKEIのテイスト・オブ・ジャズのディレクター小西勝明さんが書いて下さいました。 

アマゾンや山野楽器、その他のお店でも販売しております。またライブでも販売しております。ライブでご購入頂いた方には特別にサインもお付け致します。私にメッセージ頂ければ郵送も致します。  

どうぞよろしくお願い致します。

 

私の師匠Willie Pickensが言ってくれたこと 

先日私のジャズピアノの師だったWillie Pickensが亡くなった知らせを聞きました。ノーザンイリノイ大学でジャズピアノを専攻していた時に本当にたくさんのことを教えてくれました。音楽のこと以外にも人生やその他についても多くのことを語ってくれました。 

最近では私を慕ってくれる後輩や同年代のミュージシャンがいるので彼が言った素晴らしいこと事を書きたいと思います。当時私は大学では他のピアニストの学生よりもジャズを始めたのが遅かったため練習しても追いつかないような感じがしていて才能の差も感じて落ち込んでいました。そんな話をすると彼は、 

「どこに行っても自分より上手いプレーヤーはいる。だからまずは心を落ち着かせて自分のできることを続けなさい。自分のスタイルがあれば、競争はなくなる。だから、自分の好きなものを追求して自分のスタイルを確立するように努力を続けなさい。」 

と言いました。今でもこの言葉を常に思って続けています。そして教えるときは悩んでいる後輩にも言ったりします。 

日本ではなぜかすぐに人と比較する傾向にある気がします。受験勉強などで小さいころから人と比べられ、そしてコンペティションなんかも大好きで、よく誰がどうとか比べる傾向ですよね。それで自分が焦って落ち込んだりしますよね。でも人と比べるのはナンセンスなんだと思います。残念ながら生まれ持った能力の差はあるので、身体的に速く動いたり、すぐ吸収できたり、感覚的にできたりと多くの差はあると思います。しかし音楽はスポーツと違い競争ではないと思います。スポーツのように勝ち負けではありませんから。 

そんな訳で師匠が言ってくれた言葉を今でも思って続けています。自分のスタイルがあれば競争ではなくなると。あとはそれを好んでくれる人・そうでない人は他の人なので、自分のできることを追求するが大事という事。おそらく彼がこう助言してくれなかったら今日まで続けていなくて演奏するのをやめていたでしょうね。それぐらい自分にとっての重みのある救いの言葉でした。 

競争ではないと。 

そして彼は本当に謙虚でした。レッスンでも生徒が自分より何かうまくできるとそれはどうやってやるのかと質問していました。私もBarry Harrisから習ったビバップのアドリブ方法を駆使して当時はビバップを研究していた時にどうやってそうやってアドリブのラインを作るのかと質問されたのを覚えています。とても謙虚な人だなと思いました。そして一生勉強でこれからもっと上手くなりたいという姿勢が伝わってきました。彼は当時72歳ぐらいでした。 

PS. 今日はそんなことを思い出しながら彼の演奏(昔日本から発売された2枚のアルバム)を聞いています。このアルバムは以前の火事で無事でした。他のアルバム同様に水はかかってしまいましたが。

Viscount Soloのハードケース 

新しい一段鍵盤のオルガンであるViscount Soloのカスタムハードケースを有本ケースさんに依頼するために自宅に伺いました。以前も二段鍵盤、一段鍵盤、足鍵盤のハードケースを作ってもらいました。バルカナイズドファイバーと言う素材(いわゆるドラマーがスタンドなどを入れるよく見るケース)なので、軽くて頑丈なので飛行機で運ぶ時に重宝します。 

実は日本でこのケースを作れるのは有本さんともう一社しかなく、海外も作っている会社はほとんどないのです。なので知られてはいませんが日本の職人技術でもあります。 

オルガンは現地調達するのが難しく、海外の場合は送るのが大変でコストもかかります。ということでスタンド、ベンチ、アンプは現地調達して、オルガン本体と小物機材は持っていく場合がほとんどです。それでも重量制限の23kg、三辺の合計203cmを超えないようにするのも大変です。超えても超過料金払えば済むのですが結構高いです。 

12月にドイツのベルリンで二本ほど演奏するので以前のように二弾鍵盤を持って行くことを考えているのですが、かなり大変なので今後アメリカやヨーロッパ以外、アジアの国でも演奏する際(これは今後の目標の一つ)にも気軽に持っていける新しい一段鍵盤のケースを作っておけば良いかなと思いました。二弾鍵盤に比べると奏法などで妥協することがありますが、普通に演奏はできます。 

カスタムハードケースをお探し場合は有本ケースさんおすすめです。 

yupon-japan.com/index.html

PS. そして完成してドイツに持っていきました。

 

Tony Monacoと再会 

東京都内で演奏の後にコットンクラブに行き、私の良き友人であり師匠のトニーモナコに会ってきました。嬉しかったです。9年ほど前にオハイオ州コロンバスの彼の家にシカゴから長距離運転して会いに行き、いろいろと教えてもらったことなど昔話をしていました。今ではとても良い思い出です。まさかいずれ日本でも会えるようになるとは思いもしませんでした。

友人と集まって音合わせ 

先日は友人ミュージシャン(ギターの小暮哲也さんとドラムの二本松義史君)と集まってちょっと音合わせしていました。それぞれ忙しいのでなかなか難しいですが、こうやって集まってその場で演奏するのも良いですね。この3人でもこれからいろいろなところで演奏します。せっかくなので少し動画を撮ってみました。これから楽しみです。

ギターの小暮さんのバースデーライブ (2月3日) 

今日は小暮さんのバースデーライブにお邪魔しました。小暮哲也さん(ギター)・山田貴子さん(ピアノ)・小美濃悠太さん(ベース)・長谷川ガクさん(ドラム)のメンバーで、僕はオルガンでゲストで参加しました。とても素晴らしい演奏で参加していない時も楽しく聞いていました。木更津ビューホテルからの夜景も素晴らしく、小暮さんの友人や知人、メンバーの方々の皆さんはとても温かく、楽しいひと時を過ごしました。いろいろとありがとうございました。小暮さん誕生日おめでとうございます。 

そして、〆は木更津で家系ラーメン。ミュージシャンですね。

友人とオルガンミーティング 

オルガニストの友人である山口敬文さんのお宅に行き彼の整備された72年製ハモンドB3とレスリー122の横に僕の自宅にある58年製のハモンドB3に限りなく近い音に設定したハモンドスズキのSK1(いつもはSK2ですが今日は軽い方を持参)を置き、ノードC2Dやハモンドスズキのレスリー2103やその他いろいろなアンプを組み合わせてどこまで音が遜色なく設定できるか二人で試してみました。 

僕の設定したハモンドスズキのSK1とレスリー2103とSPA-150RLやベースアンプの組み合わせなどでほぼ個体差の違いというぐらいまで音が近くなるまで設定できました。 

ビンテージハモンドは個体差によって音が違い、その要因は造られた年代と中身のコンデンサーや抵抗の質や種類によるものです。またレスリースピーカーのタイプによっても音が違います。またどれだけ整備されているかによっても音が違います。残念ながら整備されていない可哀想なビンテージハモンドはあまり良い音ではないことも多々あります。 

ということで音的にはメンテナンスされたビンテージと遜色ないぐらいまで調節することができたので、その組み合わせを今後ライブで使っていこうと思います。運ぶ点数が増えましたが、一人で運ぶこともできますし、自宅にある整備された大切なB3とレスリー122を運ぶより遥かに楽なので、楽しみです。 

マニアックなオルガンミーティングでした。

ブログ開始 

2017年からブログを開始することに致しました。

音楽・ライブ・ハモンドオルガン・その他いろいろな事について書いていこうと思います。よろしくお願い致します。